なぜ視覚支援イラスト?


伝えたいことは目で見て分かるように


保育者として現場で働き始めて間もないころ、 

「なんでこの子はいつもいうことを聞いてくれないのかな」

「なんでいつもお友達にいやなことをしちゃうんだろう」

「なんでこんなにかんしゃくを起こすのかな」

「なんで我慢が出来ないんだろう」・・・など

 

その子の困り感がなかなかわからずに、強く𠮟ってしまったり

そんな自分に落ち込んでしまったりしたことはありませんか?  

本当に恥ずかしい話ですが私はまさにそうでした。

 

その頃の私には、そのような子が

「わがままな子」

「怒りん坊な子」

「物分かりが悪い子」として目に映りました。

 

しかしそのような子との時間をすごすうちに

それらの子の多くが

・場の状況を読む力 

・人の気持ちを察する力 

・衝動を抑える力 

・見通しを持つ力が弱いために「本人が困っている」ということを実感していきました。

 そして、耳で聞いたことを頭の中でイメージ化する力が弱いことも。

 

そこで「伝えたいことは目で見て分かるように」することが有効な手段だということを知り、実践していきました。

 

すると、今までのことが嘘のように

「指示がスーッと入る!」

「スケジュールの見通しが持てて、落ち着いたみたい!」

「こんなにやる気にあふれた子だったんだ!」

普段の保育が変わっていきました。

 


園生活にぴったりの絵カードを


私はもともと絵を描くのが好きだったので、保育室に貼る絵カードは全部自分で描きました。

 

だって…小学生向けの絵カードは沢山あっても幼稚園・保育園向けの絵カードは少ないんです。

しかも…やっと見つけたと思ってもうちの園と微妙に違う…(帽子の形とか、給食の風景とか)

 

そして、現在も保育者として現場で働く中で、やはり「園生活向けのイラストが少ない」というお話を聞き、当ウェブサイトを作成するに至りました。